Kana reading with Japanese Braille word spacing

すたーふるーつの き

むかし、 べとなむに ふたりの きょうだいが いました。 りょうしんが なくなった あと、 あには いえや たはたや かちくの ほとんどを とり、 おとうとには ちいさな いえと いっぽんの すたーふるーつの きだけを のこしました。

おとうとは もんくを いいませんでした。 つまと いっしょに いっしょうけんめい はたらき、 きを たいせつに そだてました。 きせつに なると、 きには きんいろに じゅくした みが たくさん なりました。 ふたりは その みを うって こめを かおうと おもいました。

ある あさ、 おおきな とりが とんできて みを たべ はじめました。 おとうとは かなしそうに、 かぞくの ために すこし のこして ほしいと たのみました。 とりは たべた みの かわりに きんを かえすと いい、 ちいさな ふくろを よういする ように つたえました。

つぎの ひ、 とりは おとうとを せなかに のせ、 やまと うみを こえて とおい しまへ はこびました。 しまには きんや ほうせきが たくさん ありました。 おとうとは とりの ことばを まもり、 ちいさな ふくろだけを いっぱいに しました。 とりは おとうとを ぶじに いえへ つれかえりました。 おとうとは いえを なおし、 たべものを かい、 こまっている きんじょの ひとも たすけました。

あには その はなしを きくと、 きゅうに すたーふるーつの きが ほしく なりました。 あには じぶんの ざいさんを ぜんぶ わたす かわりに、 おとうとの ちいさな いえと きを もらいたいと いいました。 おとうとは それを うけいれました。

おおきな とりが また くると、 あには みを たべた ことに もんくを いいました。 とりは おなじ やくそくを して、 ちいさな ふくろを もってくる ように いいました。 しかし あには、 たくさんの きんが ほしかったので、 こっそり おおきな ふくろを つくりました。

しまに つくと、 あには おおきな ふくろに きんを いれ つづけました。 ふくろは とても おもく なりました。 かえりみち、 とりは あにを はこぶのに くろうしました。 あには きんの ほとんどを うしない、 ほとんど なにも もたずに いえへ かえりました。

あには ようやく、 じぶんの よくばりが もんだいを おこした ことに きづきました。 おとうとは あにを むかえいれ、 じぶんの ものを わけました。 この はなしは、 まんぞくする こころと しんせつは しあわせを もたらし、 よくばりは たいせつな ものを うしなわせる ことが あると おしえています。
