Kana reading with Japanese Braille word spacing

まんごーの でんせつ

むかし、 ふいりぴんに、 さんにんの こどもと くらす としおいた のうふが いました。 おかねは あまり ありませんでしたが、 のうふは いっしょうけんめいに とちを そだててきました。 なくなる まえ、 のうふは さんにんの こどもに ひとつずつ たねを わたし、 なにが そだつかは せわの しかたで きまると いいました。

うえの ふたりの こどもは、 すぐに ほうびが ほしいと おもいました。 たねを うえましたが、 なかなか めが でないので、 すぐに みずを やるのを やめ、 もっと らくに おかねを える ほうほうを さがし はじめました。

すえっこの ほせは ちがいました。 まいあさ、 たねに みずを やり、 つちを やわらかくし、 くさを ぬきました。 つよい ひざしや おおあめから ちいさな めを まもりました。 なんしゅうかん、 なんかげつ たっても、 ほせは せわを つづけました。

やがて ちいさな めは じょうぶな きに なりました。 ある きせつ、 はの あいだに みどりいろの なめらかな みが たくさん できました。 みは じゅくすと きんいろの きいろに なり、 あまい かおりを はなちました。 ほせが ひとつ たべると、 とても あまくて みずみずしい あじが しました。

ほせは みを ひとりじめに しませんでした。 あにや あねにも わけ、 きんじょの ひとにも くばりました。 たねを のこし、 ほかの かぞくにも うえかたと そだてかたを おしえました。 まもなく、 むらの まわりには おなじ うつくしい きが たくさん そだちました。

ひとびとは その みを まんごーと よぶように なりました。 ほせの くらしは ゆたかに なりました。 それは たねが すべてを してくれたからではなく、 ほせが しんぼうづよく はたらき、 うけとった ものを ひとと わけたからでした。

この でんせつは、 こううんも たいせつに そだてなければ ならない ことを おしえています。 ちいさな はじまりでも、 にんたいと どりょくで おおきな みのりに なり、 わかちあえば しあわせは ほかの ひとにも ひろがっていきます。
